
アルバイターから見た店長 Vol.2 店長を「さすが!」と思ったとき
店長とアルバイターという関係性の中では、日々、なかなか彼らの本音は伝わりづらいもの。でも、スタッフが店長にどんなことを求めていて、店長をどんなふうに見ているのか、やっぱり知りたいですよね。というわけで今回は、アルバイターの本音をじっくり調査しました。
※株式会社リクルートジョブズ『アルバイター調査“店長に関するアンケート”』(2016年2月実施)全国352人(10〜50代)飲食店アルバイター調査結果より
店長の働きぶりをどう見ている?
Q.店長の働きぶりを見て、「さすが!」と思ったことはある?
約3割の店長さーん! まだいいとこ見せられてないみたいです
おお、さすが店長! 7割以上の人が店長を尊敬の眼差しで見たことがあるという結果に。ですが、裏を返せば3割の店長が、まだカッコイイところを見せられていないわけです。アルバイターは意外と細かく見ているみたいですよ。
■今の店長が来てから売上げがすごく上がり、バイトもパートも辞めなくなった。(40歳・女性)
■普段の持ち場ではないところでも、他の人より手際がよかった。(18歳・女性)
■僕が失敗したときに素早く対応してくれて、怒らずに「失敗は誰にでもあるから」と言ってくれた。(18歳・男性)
■お客様から筋の通らないクレームが入ったとき、他の社員は見て見ぬふりだったけど、店長は助けてくれた。(21 歳・女性)
■食材のグラム数を手の感覚でおぼえている。(29歳・女性)
■丁寧な仕事を地道に続けていて、常連のお客さんが多いところ。(31歳・女性)
■靴のまま椅子に座る子どもと、それを見て何も言わない親に注意したこと。(18歳・女性)
■動きに無駄がない。勤務時間が私より大幅に長いのにいつもちゃんとしている。(16歳・女性)
■スタッフを追い込まないようにペース配分を考えてくれる。パニックになっていたらさりげなくフォローしてくれる。(21歳・男性)
■忙しくてもピリピリせず、場を和ませてくる。(22歳・女性)
自分の仕事を効率よく行う手際のよさだけでなく、まわりに目を配り、必要なときにはフォローにまわる。スキルだけでなく、この心の余裕こそが店長がリスペクトされる一番の理由なのかもしれませんね。
Q.店長の働きぶりを見て、ガッカリしたことはある?
約3割の店長さーん!(再び) 心当たりはありませんか?
「ガッカリしたことがない」という人が7割で、これもホッとひと安心? いえいえ、3割の人はガッカリ店長の姿を見てしまったわけで、いったい店長のどんな仕事ぶりが、残念な気持ちにさせてしまったのか、次のコラムで具体的に見てみましょう。
■落ちているゴミを無視したとき。(17歳・女性)
■お客様が帰ったあと、その方の悪口を言っていた。(33歳・女性)
■お客様に苦情をいただいたとき、その怒りを私にぶつけてきた。(18歳・女性)
■私語やふざけている場面が多々あり、印象がよくない。(39歳・女性)
■お客様とのおしゃべりに夢中で、バイトがてんやわんやしているのに気づかない時。(25歳・女性)
■スタッフに注意していることを店長自身がやっていた。(16歳・女性)
■「在庫がない」と報告したが発注してくれず、さらに「聞いてない」と逆ギレ。(42歳・女性)
■ギリギリまでシフトが完成していなくて、急に「出勤してほしい」など、当日になって連絡が来たりする。(26歳・女性)
■自分のミスは棚に上げて、スタッフを呼びつけてお客様に謝らせた。(26歳・女性)
■お客様との会話で、すべて自分ひとりで店をまわしていると言っていた。(37歳・女性)
この他にもたくさん、店長の「心の狭さ」にガッカリしたというようなコメントが寄せられました。アルバイターだって自分の店の店長には、どんな時にも感情に流されず、的確な判断を下せるカッコイイ存在でいてほしいと思っているのです。
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