やる気研究所

やる気研究所 第一回 「教えて!アルバイトの注意の仕方編」

「アルバイトのやる気が上がらない…」「やる気の上げ方がわからない…」「注意の仕方にも気を遣う…」
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そんな風に悩んでしまうこと、どんな店長さんでもありますよね。

 

今回は、アルバイトさんの注意の仕方に悩む飲食店の店長、吾郷豪(あごう・ごう)が「やる気」のプロに“解決のヒント”を聞きにやって来ました。

 

向かった先は、日本初「やる気」を科学する、東京未来大学モチベーション行動科学部の学部長、角山剛(かくやま・たかし)先生の研究所です。

 

怒るのではなく、叱る。

 

店長 先生、私、アルバイトさんに注意すると、ムッとされたり、落ち込ませちゃうことが多いんですよね。

 

先生 ちなみに、注意する時はどういう言葉をかけていますか?

 

店長 そうですね、実はこのあいだも、レジでお釣りを返すときに「お客様の前でお札を一枚ずつ数える」というルールを守らなかったアルバイトさんがいて。「ちゃんと数えて!」と注意したら、怒られてると思われたみたいで…。

 

先生 まず覚えてください。注意をするときは、怒るのではなく、叱るです。

 

店長 どういうことですか?

 

先生 怒るというのは感情です。感情で言ってしまうと、注意されたアルバイトさんは自分が悪いのではなく、店長の機嫌が悪いんだと思ってしまうんです。

 

叱る時は、相手に理由を伝える。

 

店長 たしかに、そうかもれしれないですね。でも、叱るってどうすればいいのか…。

 

先生 叱るというのは、なぜそれがダメなのか、相手がちゃんとわかるように説明することです。先ほどの例で言えば、「一枚ずつ数えて渡さないと『ちゃんとお釣りをもらわなかった』というクレームになるかもしれないよね?」と、ダメな理由をちゃんと説明してあげることが大切だったんです。

 

わかってもらえない時は、粘り強く話す。

 

店長 ありがとうございます! 今度からはそうしてみます。ただ、それでも、わかってもらえない時ってありますよね。

 

先生 ちがう人間同士、伝わらないこともあると思っておきましょう。わからなくてあたり前、と開き直って、粘り強く接する姿勢も必要なんです。

 

店長 なるほど。

 

先生 店長はお店のリーダーですから。がんばってください!

 

注意するのは、目の前のミスのことだけ。

 

店長 注意をするとき、他に気をつけた方がいいことはありますか?

 

先生 「あいつはここまでやったのに」と、他の人と比較するのはよくありません。「もともと自分とあいつは違うのに」と、反感を買ってしまいます。

 

店長 それ、やってしまってるかもしれないです。

 

先生 あとは、他にも「先週もこんなことをしただろう」と、過去のことを蒸し返して叱るのも逆効果。叱るなら、目の前のミスのことだけにしてくださいね。

 

店長 「なんでその時じゃなくて今言うんだよ」と思っちゃいますもんね。

 

先生 おっ、アルバイトさんの気持ちがわかってきましたね。

 

店長 いやぁ、今までの僕の注意の仕方が、アルバイトさんのやる気に影響していたかもしれないですね。先生、丁寧に叱っていただき、ありがとうございました。明日からさっそく実践してみます!

 

先生 応援しています!

 

 

ひとくち_03
~アルバイトへの注意編~

怒るのではなく、叱る。

叱るときは、相手に理由を伝える。

わかってもらえない時は、粘り強く話す。

他人と比較したりせず、その場で注意する

ひとせん_03

 

角山剛先生

角山剛(かくやま・たかし)先生

東京未来大学 モチベーション行動科学部 学部長
モチベーション研究所所長

<東京未来大学 モチベーション行動科学科とは>

心理学をベースに、人のやる気「モチベーション」の生み出し方を研究する日本初の学部。企業や地域の協力のもと、組織やチームの中で、いかに目標に向かってメンバーの心に火をつけるかを実践的に学びます。通信教育課程では、多くの社会人学び、リーダーとしての資質を磨いています。

 

吾郷豪

吾郷豪(あごう・ごう)

リクルートジョブズが運営する、店長応援サイト『店長AGOGO』のキャラクター。世の中の悩める店長さんに代わって角山先生にお困りごとや疑問を投げかけます。

年齢:30歳

仕事:東京都にある居酒屋の店長。店長歴3年目。

休日の過ごし方:寝る、スマホゲーム、SNS

最近の悩み:アルバイトの学生とのジェネレーションギャップ

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