ナマ声 店長2

店長が語る 「これを導入したら職場の雰囲気が良くなりました」

飲食店の店長さんは、集客や売り上げアップのための工夫にいつも頭を悩ませているのではないでしょうか。

 

そのためには、そこで働くスタッフのモチベーションを上げて良い雰囲気を作っていくことも大切です。

 

今回は、店長さんたちが実際に導入してスタッフのやる気が上がったり、職場のコミュニケーションが円滑になったりしたエピソードを紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 


 

事前に共有すべき内容は、休憩室にホワイトボードを用意し、書き出すことにしました。開店前のミーティングの際に口頭のみで説明していた、「今日のおすすめ」の内容や使用している食材などを、視覚的にも伝えるようにしたのです。疑問や質問に対する答えも同時に書き出して共有できるようにしたことで、ミスも減りました。休憩室に戻ってホワイトボードを見れば素早く確認できると、スタッフたちからも好評です。
(H・Nさん@)

全員が正しく情報を共有できる方法を、そのお店なりのやり方で見出すことは重要ですよね。効率的な運営はスタッフのストレス軽減にもなります。

 

 

世間で盛り上がっている「プレミアム・フライデー」。うちはオフィス街の居酒屋なので、早い時間からいつもより忙しくなります。スタッフの士気を上げるために、うちでは「まかないもプレミアム・フライデー」ということにして、いつもより豪華なまかないを出すことにしました。第1回目は「ジャンボエビフライ」。「ダジャレか」とか言いながら、みんな楽しそうに食べてくれました。
(T・K@居酒屋店長)

世の中のイベントと連動して、働く側にもプレミアム感を感じさせる工夫、最高です。

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スタッフが自分の誕生日に休むか出勤するかは、本人の自由にしています。休んだスタッフには後日、みんなで選んだプレゼント(3000円程度。お店側が負担)を渡し、出勤したスタッフには、閉店後に有志で誕生会という名の飲み会をします。恋人や家族がいるスタッフには気兼ねなく休んでもらえるし、いわゆる「ぼっち」のスタッフには寂しくないと好評です(笑)。
(K・K@居酒屋店長)

スタッフみんな楽しい誕生日が迎えられる、とても素敵な制度ですね。

 

 

うちのお店は駅から少し遠いので、仕事が終わって駅まで歩くのが辛いという声を時々聞いていました。実はそれが要因でバイトを辞めてしまう人もいて。そこでお店の仕入れ用に使っていた車を、車検を機に大きめのワゴン車に買い替え、終業後にはスタッフ全員を乗せて駅まで送ることにしました。すると、閉店後の片付けもチームワークが良くなり、以前より短時間で仕事が終わるようになりました。
(F・U@イタリアンレストラン店長)

全員が同じ時間にあがれるようにすることで協調性が生まれたのですね。車の買い替えとは、恐れ入りました。

 

 

「まかないリクエスト券」を、1ヵ月に2枚ずつ、各スタッフに渡すようにしました。シフト表を見ながら日にちを指定して、“「◯◯さん」が作る「◯◯◯◯」を食べてみたい”というようなオーダーを受け付けるチケットです。メニューはこれまでに食べたものでもよいし、作ったことのないメニューでもOK。時にはホールスタッフが調理担当に指名されたり、私自身が指名されたりすることもあって、なかなか盛り上がっています。
(T・Hさん@カフェ店長)

そこから新メニューが生まれたりもするそうです。まかないタイムはいろいろ工夫ができそうですね。

 

 

導入した、という言い方には当てはまらないと思うのですが、僕が家で飼っているトイプードルを「看板犬」として、毎日お店に連れてくるようにしました。人懐っこいトイプードルで、お客さんにも可愛がられていますし、夕方のお散歩当番はスタッフ同士で取り合いになるほどで、アルバイターにとっての癒しにもなっているようです。愛するわんこに寂しい思いをさせなくてすむので、僕も安心です(笑)。
(J・Y@ドッグカフェ店長)

みんなが幸せになれる職場。犬好きのスタッフが集まるドッグカフェならではですね。

 

 

うちは手作り弁当のお店なのですが、換気扇を回していても油の匂いがバックヤードまで染み込んでしまっていました。ユニホームに匂いが付くのは良いのですが、やはりロッカーに入れた私服にまで匂いがついてしまうのは申し訳なくて。これまで消臭剤を常備していましたが、思い切って大型の最新型空気清浄機を導入したところ、バックヤードの匂い問題はすっかり解決。スタッフも「もうお気に入りのコートを着てきても大丈夫」と嬉しそうでした。
(H・W@弁当店店長)

空気清浄機は安いものではないかもしれませんが、スタッフが労働意欲アップしてくれるなら、よい投資ですね。

 

 

うちの女性スタッフの制服は、白シャツに黒スカートというごくシンプルなものでした。「主役はあくまでもお客様」という意図があってのことなのですが、ある女性アルバイターの「スカートとパンツ、どっちも選べると嬉しい」という意見を取り入れ、好きな方を着用できるルールを導入しました。「その日の気分で選べるから、新鮮な気持ちで働ける」と、かなり好評です。
(T・T@カフェスタッフ)

シンプルな中にも自分の意思で決められる部分を作ることは、アルバイトのマンネリ化を避けることにつながるのかもしれません。

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うちはラーメン店なのですが、近くに知り合いが経営する和食店があって、そのお店と「まかない協定」を結ぶことにしました。お互いそれぞれの店のメニューばかり食べていると飽きてしまうので、どっちのお店で食べてもOKにして、月末に店長同士で飲食料金を相殺します。他店のスタッフとも交流が生まれ、以前より明るい雰囲気になったと思います。
(K・M@ラーメン店店長)

特にひとつのメニューに特化した専門店では、まかないの工夫は大切かもしれませんね。この制度は嬉しい。

 

 

早番と遅番それぞれのスタッフが顔を合わせる時間はとても短いのですが、バックヤードに「引き継ぎ日誌」というノートを設置して、コミュニケーションを図ることにしました。早番が仕込んだ食材に関する連絡や、遅番から早番へのストック食材の注意事項などの必要なことだけでなく、好きな音楽・映画の話や、お互いの似顔絵が描かれていたりして、全員でお店をまわしている雰囲気が生まれ、ノートってアナログだけどいいなと思いました。
(O・E@カフェ店長)

手書きの温かさって、確かにありますよね。ランチタイムから深夜まで営業するようなお店では、こうしたコミュニケーションは非常に有効だと思います。

 

 

<今日の一言>

 

「働く楽しさを感じられる工夫が大事」

職場の雰囲気を良くするため、店長さんそれぞれが様々な工夫を凝らしていることがわかりました。

 

こうした工夫は導入時には多少のコストがかかっても、スタッフが「働きやすい」「ここでのバイトは楽しい」と思ってくれるなら、人材定着、労働時間の短縮にもつながり、結果的にはお店の利益につながるはずです。

 

まずは、働くスタッフたちが感じている職場環境に対する声に耳を傾けることも大切なのかもしれません。

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