ナマ声 店長1

店長が語る 「この店の店長でよかった!」と思った時

売上管理やメニュー開発、人材採用からシフト調整、給与計算……etc.。店長の仕事は本当に多岐にわたり多忙の極みです。

 

そんなめまぐるしい日々の中でも、店長としての幸せや醍醐味を感じられる時があります。

 

一緒に働く社員やアルバイター、そしてお客様とのコミュニケーションの中で、「店長をやっていてよかった」と噛み締める瞬間は何ものにも代えがたい至福の時。

 

今回は、そんなエピソードをまとめて紹介します。

 


 

以前、うちの店でバイト仲間同志だったK君とTさん。当時、つきあい始めたことを相談されて、よく話も聞いていたんです。そんなふたりが先日ついに結婚! 披露宴にも招待してくれて、司会者さんがふたりの馴れ初めを紹介するくだりでは、うちの店の名前や僕のことも語ってくれて、思わず感動でうるっときてしまいました。おめでとう!そしてありがとう!

(G・Hさん@イタリアンレストラン店長)

自分のお店が、誰かの人生の大事な場所になるって、本当に素敵なことだと思います。

ナマ声 結婚式

 

 

うちの店でバイトを始めた当初はまだ高校1年生で、敬語もなんだかおかしいし、接客態度も決して良いとは言えなかったJ君。でもなんだか憎めなくて、僕も匙を投げずに頑張って仕事を教えました。大学進学で遠くに行くことになって、うちのお店は辞めることになったけど、最後にお母様が挨拶に来てくれて、「学校にはよく遅刻していましたけど、バイトは遅れちゃダメだからって、頑張っていたんですよ」って伝えられた時は、内緒ですけどちょっと泣きました。

(F・Yさん@居酒屋店長)

J君も店長さんも、お互いにコミュニケーションを取りながら、本当にいろんなことを経験したのでしょうね。

 

 

うちは駅の近くにあるカフェなので、道を尋ねられることがよくあるんですね。なので見やすい地図を用意して、いつでも説明できるようにしてあります。ある日やってきたお客様が「この前、道に迷った時にここでスタッフの方に教えてもらって、おかげで面接に遅れずに行くことができました」と、丁寧に御礼を言ってくださいました。誰かに「ありがとう」と言われると、本当にこのお店で働いていてよかったなと思います。

(F・Kさん@カフェ店長)

近隣の地図を用意しておくという、店長さんのやさしさがお客様にも届いたんですね。

 

 

3ヵ月前に配属されたばかりで、まだまだ新米店長の私。初めての店長業務は大きなプレッシャーで、お店のスタッフともうまくやっていけるか不安でした。でも、初日からベテランスタッフさんはじめ、みんなすごくウェルカムムードで嬉しかったです。私の前の店長が「新しい店長をちゃんとサポートするんだぞ」と、伝えていてくれたみたいで、その温かさに感動しました。前店長の力量には及びませんが、このお店なら、みんなでもっともっといいお店を目指して頑張れそうな気がします。

(M・Tさん@ファミレス店長)

チェーン展開のお店では、歴代の店長さんがバトンを受け渡しながら、そのお店らしさを継承していくんですね。素敵な話です。

 

 

うちは焼肉店なのに、新しくバイトに入ったHはホルモンが苦手。カルビやロースももちろん美味しいけど、うちはミノやシマチョウが自慢の店。まかないでも頑なに食べようとしなかったHでしたが、「騙されたと思って一口だけ食べてみてよ」と言ったら、焼きあがったシマチョウを恐る恐る口に入れて、「え?これ、やばい。あれ?美味しい」と言って、ついに食わず嫌いを克服させることができました。うちのホルモンはやっぱりうまいと確信した瞬間。

(G・Yさん@焼肉店店長)

お客様でも食わず嫌いを克服された方がたくさんいるんだとか。飲食店冥利につきる話ですね。

 

 

不覚にもうっかり風邪をひいてしまった時のこと。休むわけにはいかないし、なんとか出勤したけれど、ベテランスタッフのTが「店長、もう帰ってください。みんなにうつると困りますから」ときっぱり言ってくれた。そうやってわざと強めに言って、僕が休みやすい雰囲気を作ってくれるのがありがたいです。自分がいなくてもまわるお店は僕の誇りです。

(H・Iさん@ラーメン店店長)

店長さんの気持ちをちゃんと汲み取った上でのスタッフさんの言葉。信頼関係のなせるワザですね。

 

 

仕事が忙しくて自分の誕生日なんて忘れていました。ある日、お客様もみんな帰った後、突然お店の電気が暗くなって、「ハッピーバースデー」の歌声とともに、ろうそくに火のついた誕生日ケーキが! みんなが覚えていてくれたことがとにかく嬉しくて、このスタッフたちと働けて、自分はなんて幸せ者だろうと思いました。

(H・Yさん@居酒屋店長)

スタッフが店長さんを慕っているからこそのサプライズですね。これは嬉しい。

ナマ声 誕生日

 

 

スタッフの人数が足りてなくて、時々は自分1人で店をまわす日もあります。そんな日は、ビールはホールにある冷蔵庫からお客さんにセルフで出してもらっているし、何本飲んだかも自己申告です。でも、そこで本数をごまかすようなズルイお客さんは1人もいなくて、このお店は本当に良いお客さんに恵まれているんだなと思って、明日もまた頑張ろうという気持ちになります。

(U・Kさん@居酒屋店長)

お客さんがお店を支えてくれて、だからもっと良いお店にしようと思えて──。そんな好循環が生まれると、さらなるやりがいにつながりますね。

 

 

家で妻と喧嘩をしてしまった時には主婦のパートスタッフに人生の先輩としてアドバイスをもらったり、子供について悩んだ時には学生アルバイターにリアルな意見を聞いたりします。僕は店長という立場ではあるけど、色々な人の言葉に励まされる時があって、こういうのって飲食店の店長ならではだな、と思います。

(T・Jさん@レストラン店長)

学生、フリーター、主婦、シニアと、様々な年代や属性の方と一緒に働けるのは確かに飲食店だからこその醍醐味です。

 

 

「どうしてもこのお店で働きたい」と言って来てくれた方がいて、一度は「人手は足りているので」と断ったのですが、それでもお客さんとしてその後も足を運んでくれていました。そんなにこのお店を好きでいてくれるのが素直に嬉しかったです。その何ヵ月か後には、スタッフで辞める子がいたので、ついにその方にも仲間に加わってもらいました。お店を愛してくれているスタッフの存在は、店長として本当に誇らしいです。

(Y・Sさん@カフェ店長)

お客さんだけじゃなく、働くスタッフが「ここが大好き」と言えるお店は、実は最強なんじゃないかと思います。お店もますます良くなりそうですね。

 

 

<今日の一言>

 

「お客様やスタッフが楽しいと店長も楽しい」

 

来客数の増加や売上アップなど、数字として目に見える成果が出た時も、もちろん店長としての喜びを感じる瞬間でしょう。

 

でも、こうして改めて話を聞いてみると、お客様やスタッフとのコミュニケーションの中で生まれたエピソードが多いことに気づきます。

 

自分のお店があったおかげで誰かが幸せを感じることができた──そんな瞬間こそが、いつまでも胸に残るものなのでしょう。

 

そうした体験は店長さんにとっても大切な宝物ですよね。

このエントリーをはてなブックマークに追加